働き盛り、5年間働かない問題②
店子のBBA、Pee Danceをする
今朝の天気は極めて爽やかな陽気だったのだけれど、私の心象は爽やかからはほど遠かった。何故なら、家を出て1時間ほど経ったころ、店子のBBAから怒涛の長文メールが来たからであった。要約すると下記の通りである。
「あんた、シャワー浴びた後、バスルームの扉を閉めて出ていったでしょう?あれほど言ったのにもう忘れたの?あんたがまだシャワー浴びてると思って、ずっとPee Danceしてたじゃない。おまけに、シャワー浴びた後ドアを閉めたままだと、バスルームがカビるのよ。私はカビたバスルームなんか使いたくないのよ。換気扇も回して欲しいのよね?わかった?」
Pee Danceとはなんのことかと思われるかもしれないが、Peeはオシッコ、Danceはダンス、つまりオシッコダンスである。オシッコを我慢してもぞもぞ動き回ることを、オシッコダンスと表現しているのである。お洒落である。
まあ確かにバスルームを使った後はドアを開けておく約束だったのだが、そんなに長文で嫌味ったらしく言わなくてもよくない?という感じなのである。言い訳をすると、日本の生活ではドアを開けっ放しにしているのは逆にだらしがないと教育されている(私の常識合ってます…?)ため、つい無意識にドアを閉めてしまう。しかも、BBA がドアをノックして入っているか確認すれば良いだけである。
このBBAとは、今後も何かとバトりそうである。先が思いやられるなあ。
働き盛り、5年間働かない問題
そんなこんなで、ややネガティブな気持ちで1日がスタートしたため、今日の思考もかなりネガティブである。お仕事でこちらに来ている先輩とお茶をしたのだが、色々話していて、自分が20代後半から30代前半の5年間くらい働かないことに気がつき、ふと心配になったのである。
私の人生を要約すると、大学卒業後4年ほど証券会社で働いたのち、人生の全てに嫌気がさし、人生の夏休みを取得。日本のデザインの専門学校で1年半ほど好きなことを勉強した後、渡米して大学院生活を送っている。大学院生活は短くて2年、長ければ3年半程度になるので、日本の専門学校時代を含めると「働き盛り」の5年ほど働かない可能性が大きいのである。
まあ家族を養っているわけでもないし、自分だけ生きていければ良いので気楽なものだが、それでも大学時代の同級生が必死に働いているのを横目にニートまがいの生活をしていると、些細なきっかけで1ヶ月にいっぺん位はすこしだけ不安になるのである。
前回このトピックで不安になったのは、私の渡米を祝う送別会で、ある先輩からこんなお言葉を頂戴した時である。
「ねえ、好きなことをするのはいいと思うんだけどさ、俺の周りで好きなことをするって言って会社辞めたやつ、みんなお金なくなって後悔するか早死にしてるよ?」
なんとも有難いはなむけの言葉である。きっと本人に悪意はないんだと思う(そう信じたい)し、彼は自分が色々なことを我慢して仕事をした結果キャリアで成功しているから、そう思ってしまうのは不思議ではない。
でも、最近の私の関心は社会的に成功するみたいな所からはどんどん離れてしまっていて、面白いものを求める方に行ってしまっている。だから、好きなことをした結果金がなくなってのたれ死んだりしたら、ネタとしては我慢して小金持ちになるより面白いかな?とか考えてしまうのである。最近、どうやったら小ネタが多い人生になるのか日々妄想してしまって、いよいよ自分の将来に期待が持てない。
でも、その先輩の発言もある意味正しくて、金がないと好きなことができない問題、というのも常に重大なトピックなのである。お金がなくなったら、きっと人生好きなことをやるんだ、などと言ってられず、日々食い扶持を嫁ぐためだけの仕事をせざるをえないのかもしれない。私も今までの貯金と奨学金を取り崩して生活しているので、いずれは働かないといけないだろう。しかし、当面はもらえる奨学金を全てもらい、食べられるタダ飯の機会を逃さないことに注力することで、「好きなコトで生きていくぅ!」とYou tuberみたいなことを言える状況を保ちたいと思っている。
我ながら強欲ですね。でも、恋愛対象としても好きな仕事をやってる人に惹かれてしまうし、なにより面白くもない人生歩んでいたら、自分自身の人生が「生産性がない」(←最近のパワーワード)気がしてしまうから、しょうがないのである。
とりあえず、自由気ままなネコになりたい